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    ブログ!新鮮と美味しさのテイスティ・モーサルズ
    今日1日の出来事。 美味しい食材や料理、そしてレストランの紹介の他、 新鮮で美味しく届けるための世界的・日本最新技術やその設備について、体験したこと、豆知識といった情報をお届けします。
    川端康成や志賀直哉の作品に出る老舗高級料亭「左阿彌」
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    左阿彌に行く前に、京都の放送局時代の元上司と
    八坂神社前のローソンで待ち合わせし
    京都最大級の老舗料亭「左阿彌」に行ってきました。

    東山の庵に左阿彌が誕生したのは、元和元年(1615)。
    織田信長の甥である織田頼長により、
    安養寺の末寺として建てられました。

    安養寺は平安時代の延暦年間(782-806)、
    都鎮めの寺として第50代・桓武天皇の勅命により、
    最澄(767-822)が創建。

    1177年に法然はこの地に庵を結び、吉水草庵と呼ばれ、
    比叡山で修行を終え降りられた後、流罪に処せられるまで
    40年程の長い間伝道に努めました。
    この地で親鸞が法然の教えを受けたと言われています。

    頼長の父は、茶人の織田有楽斎。
    頼長も雲生寺道八と号し、
    同様にこの地で茶事を極めたと云います。
    江戸時代、安養寺のある東山あたりは、
    遊興の地として大変なにぎわいでした。

    ちなみに、左阿彌の敷地内の織田頼長のお墓は
    五輪塔と呼ばれるお墓で、
    上の石から、密教において物質を構成する5つの要素
    空・風・火・水・地を表していて、高さは2.5m程あります。

    左阿彌は、安養寺の宿坊として
    「円山の六坊」の一つと数えらています。

    現在の円山公園内になる1886年(明治19年)以前、
    円山には、安養寺の塔頭の六阿弥坊があり
    「円山の六坊」と呼ばれていました。
    多蔵庵春阿弥、延寿庵連阿弥、花洛庵重阿弥、
    多福庵也阿弥、長寿院左阿弥、勝興庵正阿弥の六坊があり、
    塔頭は後に遊覧酒宴の宿となり、
    僧坊は貸し席、料亭に変わっていきました。

    重阿弥では、赤穂浪士により
    吉良上野介の首を討ち取ることが決定した
    円山会議が開かれていますし
    左阿彌では、明治維新以降の御前会議に
    使われたこともありました。

    御前会議とは、明治から太平洋戦争終結まで
    国家の緊急な重大事件に際し、天皇の出席の下行われた
    元老,主要閣僚,軍部首脳の合同会議で
    重要な国策を決めた会議。
    有栖川総督宮や山県有朋参与が止宿し、
    頼山陽や土田麦僊等もこよなく愛しました。

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    *京都の放送局時代の上司 上野さん

    また、川端康成や志賀直哉の文豪を迎えた左阿彌。
    京都の風情を楽しみ、川端康成は「古都」、
    志賀直哉は「暗夜行路」に左阿彌は出てきます。

    円山の六坊の春阿弥は、吉水温泉として
    1877年に温泉場となり、1906年に焼失。
    連阿弥、重阿弥は、也阿弥に合併され、
    也阿弥ホテルとなり、1899年に焼失。
    その後再築。正阿弥を合併しましたが、1906年に再び焼失。
    世阿弥は、京都で最初にホテルと称し
    明治12年(1879年)に開業。1911年に焼失。
    左阿彌のみが、今に至るまで料亭として残っています。

    敷地面積は1000坪。200人程度収容できる大広間もあります。

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    料理は見るだけで美味しさも伝わってくると思います。
    下手な説明は割愛させていただきます。

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    お土産に女将手作りのしおりとハガキを頂戴しました。
    ちなみに左阿彌の玄関のソファは女将の手作りです。

    流石、老舗料亭、ほとんど他の客と顔を合わさないように
    配慮もしてあって、また接待に使ってみたい料亭でした。


    つづく。次回は京都のイタリアン。


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